雑な愚痴

 ご結婚おめでとうございます!

 という言葉がここ数日で本当に苦手になってしまった。

 

 年末から始まった声優さんの結婚ブームに対してはTwitterの方でもちょくちょく呟いたが、そのほとんどは僕個人の問題なので置いておきます。僕が全て悪いんです。生まれてきてしまってごめんなさい。エンター・ザ・ボイドを観て人生出直してきます。

 今回書いていくのは"結婚"の良し悪しとか、声優とかアイドルとかオタクとか、そういうところではなく"祝福できない人間を悪とみなす"ような、そんな部分についての愚痴です。

 たまに言っている人もいるけれど近年のインターネットはちょっと無法な裁判所のようになってきていて怖いです。

 雑な意見が飛び交って、そして敵を見つけて石を投げつけて殺す。

 まあ大袈裟な言い方かもしれないけどそんな感じ。

 大抵は石を投げられる側の意見に同調している僕にも問題しかない気がしますが「弱者をいじめるのみんな好きだよね〜」なんて思っていたりもします。緩やかなネットリンチが常習化して何だか日常になってしまった。

 昔からネット上での暴言なんて当たり前だったし、もしかしたら今よりも酷かったかもしれませんが最近のインターネットでグロテスクな部分は匿名性が薄れているところじゃないかな。自分なんてもうTwitterしか見ていないような人間なのでそう思うだけなのかもしれませんが。

 明確な犯罪とかならともかく、その人の人間性とか思想とか、その辺りを攻撃して、そして負けた方が静かに消えていくの。

 何度も見て、毎回嫌だな〜となります。

 どこまで"許容"するか。個人として、社会として、難しい話なんですけどねホント。

 とにかくそんな正しさを武器にして殴ってくる人が僕は怖いので、今回の結婚の件なんかあれでもすごく気を使って発言しています。実際石を投げられる側の意見しか言えそうになかったのでとっても気を使ったんです!あれでも!

 でも何で気を使わなくちゃならないんだ?

 嫌なものに対して嫌だっていうことってそんなにダメなことでしたっけ?

 直接その声優さんに文句を言いにいくとかならともかく、ネットの隅っこで本気で泣いてる人がいて(最初の結婚の時にフォロー外のツイキャスを少し見て本当に辛かった)その気持ちを呟いたら笑い者にされて。何なら人生全否定。好きってなんだよ?そういうことも含めて好きとか愛とかそういう感情じゃねえのかよ。正しい愛ってなんだよ!なんも分からねえーーー!!とやっぱり混乱してしまうので少なくとも僕なんかにはどちらが正しいのかなんて分かりません。

 祝福する人も、祝福できない人も、別にどっちも正しいんじゃないですかね。

 まあやっぱり今回自分は祝福できない側にいたので人格否定されているようで普通に悲しくなったなあという話です。

 気持ち悪い人に対して気持ち悪いと言うことも正しいのでは?ってこれ書いてて思ったけど自分の感情をただ垂れ流したのと、明確に他者を攻撃するのとは少し違うかな。

 中々死にたくなったけど、それでもなんとか生きていこう。

 生きていてもいいんだよね?

 だめ?

 そう…。

 死にたくないなあ。

 あけおめことよろ!